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MEDIA LOCALIZATION REPORT

【比較表】映像翻訳・
ローカライズ事業者

国内外の7事業者を、本社、主なサービス、多言語対応、AI活用の公表などの事実項目で整理します。

レコーディングスタジオの吹替用ブースが並ぶ廊下の様子

比較表を読む前に

最終更新日:

本ページの比較表は、各社の公式サイトに掲載されている会社・事業情報など、2026年10月29日に確認できた事実項目だけを並べています。順位付けや優劣の判断は行いません。公式サイトで確認できなかった項目は「公式サイト参照」と表記しています。事業内容の記述は各社の自己説明であり、第三者による評価ではありません。

「映像翻訳・ローカライズ事業者」という言葉が指す範囲は広く、字幕の翻訳とデータ制作に絞る事業者から、収録スタジオを持つ吹替専業、そして字幕と吹替とアクセシビリティを一体で扱う大手まで含まれます。ここでは、字幕と吹替のどちらか一方ではなく、「ポストプロダクションを含む一連のローカライズを請け負う」形の事業をしている事業者を中心に、海外と国内の両方から7社を選んで並べました。掲載は網羅的ではなく、公式サイトで事業内容を確認できた事業者に限ります。ここに掲載されていない事業者が存在しないという意味ではありません。

比較表の列は、本社・拠点、主なサービス、多言語対応の公表、AI活用の公表、公表実績・特記事項です。多言語対応とAI活用は、各社の公式サイトに2026年10月29日時点で見られた記載をそのまま反映しています。数値を確認できない場合は「公式サイト参照」と示します。収録スタジオの数や作品実績は変動しやすいため、最新の状況は各社の公式サイトで確認してください。

【比較表】映像翻訳・ローカライズ事業者7社

事業者本社・主な拠点主なサービス多言語対応の公表AI活用の公表公表実績・特記事項
Iyuno米国・バーバンクに本社(関連資料で確認)。30カ国以上に拠点と公表字幕、吹替、アクセシビリティ、クリーン・ポストプロダクション100言語以上・30カ国以上の提供体制を公表公式サイト参照吹替はTPN認定スタジオから提供すると公表
TransPerfectグローバル本社は米国・ニューヨーク(公式サイトの拠点ページで確認)字幕、吹替、アクセシビリティ、配信納品を一体のワークフローで提供多言語対応の公表ワークフローを展開(言語数の公表は公式サイト参照)有。AI翻訳・AIレビューの活用を商品として公表ローカライズ全体を一つのパートナーで管理する体制を公表
VSI Group英国・ロンドン(本社)。欧州・米州・中東・アジアに自社スタジオを公表吹替、ボイスオーバー、字幕、翻訳、翻作、ポストプロダクション自社スタジオと提携スタジオの両方から多地域の供給網を公表(言語数の公表は公式サイト参照)公式サイト参照1989年からの沿革を公表。25の地域圏をカバーするスタジオ網と、700人超のグループ体制を公表
Pixelogic米国・バーバンク(拠点の詳細は公式サイト参照)ローカライズ、吹替、ボイス字幕、アクセスサービス、配信支援多言語の納品体制を公表(言語数の公表は公式サイト参照)有。機械学習技術との統合(PixelPrint、dialogue detection、metadata automation)を公表ローカライズと配信支援を一つの供給網にまとめる事業を公表
Dubbing Brothersフランス・ラ・プレーヌ・サン=ドニ。イタリア・米国・ベルギー・ドイツに拠点、スペインにパートナー吹替、字幕、音声解説、ビデオ・ラボの技術サービス欧州圏と米国の提供体制を公表(言語数の公表は公式サイト参照)公式サイト参照技術と創造性の両面から映像のポストプロダクションを提供すると公表
東北新社 音響・字幕制作事業部東京都港区赤坂(事業部所在地を公式サイトで確認)日本語版字幕と吹替の制作、アニメ・ゲーム音響制作、多言語版制作、声優キャスティング、バリアフリー用音声・字幕多言語版制作の対応を公表(言語数の公表は公式サイト参照)公式サイト参照音響制作事業に約60年の沿革、日本語の字幕・吹替からバリアフリー向けを一体的に提供
IMAGICAエンタテインメントメディアサービス東京都・IMAGICAグループ(所在地の詳細は公式サイト参照)日本語字幕制作、字幕データの作成・変換(IMSC1.1対応)、聴覚障がい者用字幕、字幕と吹替によるインバウンド・アウトバウンドローカライズ、音声解説インバウンド・アウトバウンド両方向のローカライズ体制を公表公式サイト参照デジタルシアター・パッケージ・配信と多メディアに対応、IMSC1.1の字幕データへ対応と公表

2026年10月29日時点、各社公式サイト・公開資料に基づく。最新情報は各社サイトで確認してください。「公式サイト参照」は、本サイトが確認した時点で公式サイト上に該当の記載が見つからなかった、または年度により変わるため記載を控えた項目です。表の事業内容は各社の自己説明であり、第三者による評価ではありません。

各事業者のプロフィール

以下は、2026年10月29日に確認した公式サイトの内容に基づく各社の概要です。事業内容は各社の自己説明であり、本サイトによる評価ではありません。

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TC-01Iyuno

Iyunoは、字幕・吹替・アクセシビリティ・ポストプロダクションを提供するローカライズ事業者です。公式サイトでは、吹替、字幕、アクセシビリティ、クリーン・ポストプロダクションのサービスを100言語以上・30カ国以上で提供すると説明されており、吹替はTPN認定されたスタジオから提供すると記載されています。エンタメのスタジオや配信プラットフォームを対象に、多言語版の制作を一括して請け負う形が事業の中心です。本社所在地や拠点の詳細は、公式サイトの会社情報をご確認ください。

TC-02TransPerfect

TransPerfectは、ニューヨークにグローバル本社を置く言語サービスの大手で、映像のローカライズも事業の一部として提供しています。公式サイトでは、字幕、吹替、アクセシビリティ、配信納品までを一つのチームで管理する形を示し、翻訳の時間軸や納品仕様も一連のワークフローの中で扱うと説明しています。AIによる翻訳・レビューの支援を商品として公表しているのも特徴です。映像ローカライズ部門の詳細は、公式サイトのサービスページに記載されています。

TC-03VSI Group

VSI Groupは、吹替・ボイスオーバー・字幕・翻訳・翻作・ポストプロダクションを提供するローカライズ事業者で、公式サイトでは1989年からの沿革、約36年の業界経験、25の地域圏をカバーする自社スタジオ網と各地の提携パートナー、700人超のグループ体制が説明されています。欧州・米州・中東・アジアに自社スタジオを構え、東京・ソウル・香港などにも提携スタジオを持つと案内されています。映画やドラマなど物語作品を、表現の形を変えずに別の言語へ届けることに主眼を置くと言及されています。事業内容の詳細や拠点一覧は、公式サイトのサービス・スタジオ・沿革ページをご確認ください。

TC-04Pixelogic

Pixelogicは、ローカライズ、吹替、字幕、アクセスサービス、配信支援を組み合わせて提供する事業者です。公式サイトでは、ローカライズから国際市場向けの配信サービスまでを一つの事業者で整え、創造性と技術を組み合わせたソリューションを提供すると説明されています。字幕と吹替のワークフローに機械学習技術やメタデータ自動化を組み合わせる仕組み(PixelPrint、dialogue detection、metadata automation)をサービス説明に掲げている点も特徴です。米国内の拠点を持つと案内されています。主な拠点の所在地や対応言語の詳細は、公式サイトの会社情報をご確認ください。

TC-05Dubbing Brothers

Dubbing Brothersは、フランスのラ・プレーヌ・サン=ドニを拠点とする吹替スタジオです。公式サイトでは、吹替・字幕・音声解説・ビデオ・ラボの技術サービスを、映画、テレビ、配信プラットフォームに提供すると説明されており、イタリア・米国・ベルギー・ドイツに拠点、スペインにパートナーを持つと紹介されています。欧州圏の多言語版制作を支える一つのスタジオ体制の例として、本サイトでは掲載しています。サービスの詳細は公式サイトをご確認ください。

TC-06東北新社 音響・字幕制作事業部

東北新社は、日本の制作会社であり、音響・字幕制作の部門を持っています。公式の事業紹介では、音響制作の業界を支える約60年の沿革が説明され、事業部のサイトでは、日本語版字幕・吹替版の制作からアニメ・ゲーム音響制作、あるいは多言語版制作、声優キャスティング、バリアフリー用音声・字幕制作まで幅広いサービスが列挙されています。日本語吹替の収録という国内の工程と、日本作品の海外展開という輸出側の工程をどちらも支援する点が事業の位置づけです。サービスの範囲の詳細は、事業部の公式サイトをご確認ください。

TC-07IMAGICAエンタテインメントメディアサービス

IMAGICAエンタテインメントメディアサービスは、IMAGICAグループの一員で、映像の字幕・吹替・マスタリング・データ管理を担当する事業体です。公式サイトでは、日本語字幕制作、字幕データの作成・変換(IMSC1.1対応)、聴覚障がい者向け字幕、字幕と吹替によるローカライズ、音声解説の制作が列挙され、デジタルシネマ・パッケージ・配信という複数のメディアに対応すると説明されています。グループ全体の機材と連携しながら影院・配信の両方を支援する体制がポイントです。所在地や事業範囲の詳細は、グループの公式サイトをご確認ください。

ローカライズ事業者を比較するときの視点

作品の権利者や配信者がローカライズの依頼先を選ぶときに確認される視点を整理します。いずれも優劣を示すものではなく、自社の条件に照らして確認するための項目です。

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  • 対応する工程の範囲:翻訳・時間軸・収録・ミックス・マスタリング・納品まで一体か、字幕や吹替など特定の工程に絞るか。
  • 言語と拠点:必要な言語版を国内の拠点だけで賄えるか、海外のスタジオ網を使うか。連携先の品質管理の考え方。
  • 仕様対応:配信先や放送の納品仕様(フォーマット・メタデータ・字幕規格)への対応実績。
  • AIの使い方:翻訳や音声のどの工程にAIを使い、人手による確認をどこに置くか。品質の取り扱い方。
  • アクセシビリティ:SDH字幕、音声解説など聴覚・視覚の制約に対応する工程を持つか。

同じ作品に対して字幕版・吹替版・アクセシビリティ版が同時に納品されることが増えたため、事業者の体制は「どこまで添えることができるか」という一つの管理で求められる傾向にあります。また、録音スタジオを持つ事業者と、データ制作に絞る事業者では、AIの使い方も変わります。詳細はAI吹き替えの技術や字幕の技術と規格で扱います。

一次情報の確認先

本サイトは映像ローカライズ・AI吹き替え産業を公開情報から整理した業界レポートであり、特定のサービス・企業の推奨や著作権等の法的判断の助言ではありません。音声・肖像・著作権の取り扱いは当事者間の契約と最新の法制度をご確認ください。